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ゲーセン物置の「音響への拘り」について

ゲームセンターに一歩踏み込むと、多数のゲーム機から流れる電子音が渾然一体となった未来的な喧騒に包まれます。

「ただの耳障りな騒音にしか聞こえない」という方もいれば、
「あの喧騒を聞くと一気にスイッチが入る」という方もいることでしょう。
私ももちろん後者でした。

世の中には、目を閉じて周囲の音を聞いただけでも、そこが何処なのか瞬時に解るほど特徴的な環境音が存在します。
ゲームセンターの喧騒もその典型だと思います。

無数のゲーム機達が奏でる珠玉の「ライブ」を如何に再現するか、試行錯誤を繰り返しました。


もう二年前になりますが、2012年11月に公開した最初の動画がこちらです。

この騒音の構成は、ゲーム機10台のデモ音に加え、ipodから流していたBGM(YMO・ライディーン)でした。

ゲームセンターでは店内のスピーカーからたいてい有線放送も流されています。
オーディオスピーカーの位置を色々変えながら店舗に近い聞こえ方をする場所を検証したところ、「天井から真下に向けた時」が最もその雰囲気に近いことがわかりました。

天井の二箇所に埋め込み型のスピーカーを設置し、アンプ「DENON RCD-N8」と接続しました。
speaker.jpg

RCD-N8を選んだ理由は「Airplay機能」です。
部屋の何処にいても手元のipodの音を無線LAN経由でRCD-N8に飛ばして、天井スピーカーから再生する事が出来ます。
mp3以外にもyoutubeやネットラジオ等の音も再生できるので大変便利です。
outjpg.jpg

IMGP0158.jpg


これで店内放送の雰囲気は大分再現できたのですが、肝心のゲーム機による喧騒は、10台を動員しても本物のゲーセンと比べると空疎な感じになってしまいます。
それにいざゲームをプレイする段になると、周囲のデモ音が煩く、プレイ中のゲームのBGMが良く聞こえません。

仕方なくデモの音を小さくして、プレイする時だけその台の音量を大きくする方法をとっていましたが、プレイのたびにボリュームを調整するのはあまりにも面倒です。

そこで思いついたのが「喧騒音を別に用意する」という発想です。
つまり、あらかじめゲームセンターの喧騒を録音した音源を用意して中程度のボリュームで天井スピーカーから流し、各ゲーム機のデモ音はOFFに設定してボリュームは少し大きめにしておきます。

こうすることにより、適度なボリュームの喧騒音の中、プレイを始めた台の音だけが浮き上がって明瞭に聴くことができるという理想的な音環境を作ることが出来ました。

喧騒音には、レトロゲーセンの聖地「高田馬場ミカド」さん謹製の環境音CDを使用しています。
数十台のゲーム機が織り成す濃密な喧騒の中でのプレイは、この上なく気分が盛り上がります。
kannkyou.jpg






もう一つ、実際のゲーセンの雰囲気を再現するというコンセプトからは外れますが、拘ってみた音環境があります。
outrun.jpg

ドライブゲームの名作「アウトラン」。
可動する筐体、美しいグラフィックなど数々の魅力に溢れた名作ですが、私にとってアウトラン最大の魅力が「BGM」でした。

ほんの一瞬聴いただけで深く惚れ込み、一日中フレーズが耳から離れなくなり、20年、30年経っても聴き続けているような「運命の曲」との出会いはこれまでの人生で何度かありましたが、アウトランの「MAGICAL SOUND SHOWER」は、まさにその筆頭でした。

それまで自分が抱いていたゲームミュージックの固定観念が完全に破壊され、電撃に打たれるかのごとく一瞬で虜になりました。
ゲームミュージックでありながら、ゲームから独り立ち出来るだけの魅力を備えた初めてのBGMだったと感じています。

そんな思い入れあるアウトランのBGMのために、アウトランのみ特別にサラウンドシステムを用意してみようと考えました。


アウトラン筐体を部屋の中央に配置し、そこを中心に部屋の四隅にアウトラン専用のスピーカーを埋め込みました。
さらに筐体の背後に、重低音用のサブウーハーを配置しました。
筐体から引き出した音声信号を手持ちのAVアンプに接続し、筐体分を含めた7台のスピーカーでサラウンド再生させています。
IMGP0167.jpg

DCF00164.jpg

私は基本的に純正筐体スピーカーオリジナルの音こそ最上であるという考えですが、今回に限っては「こういうアレンジもありか」と考えさせられる程に素晴らしい、まさに「MAGICAL」な音空間を作る事が出来ました。
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コメント

アウトランは

 気がつくといっつもエンディングの曲が流れているって感じで、プレイを覗くチャンスを逃すみたいなのを覚えてますね w
 上手い人のテクを見たくてウロチョロしてるんですが他のゲームに気を取られてエンディングしかって言うのが良い思い出ですねぇ w

2015/02/09 (Mon) 10:59 | 超合金 #- | URL | 編集
Re: アウトランは

私もアウトランが出た当初は、緊張のあまりプレイを躊躇してしばらくギャラリーしていた記憶があります。上手な大人のプレイに見とれていました。エンディング(ネームエントリー)の曲は、30年近く経った今でも、席を立たずにずっと聞き惚れていたい程に素晴らしい魅力がありますね。

2015/02/09 (Mon) 23:46 | SHL766 #- | URL | 編集
筐体ライブサウンド

家でアーケードゲームをプレイしていると何か物足りないと常々感じていましたが、SHL766さんの音響への拘りを読んで多数のゲーム機から流れる電子音がいかに重要だったかと気付かされました!
静かな環境でサウンドを楽しむのもいいのですが、喧騒音の中でアーケードゲームをプレイすると気分が高まります。
アウトランサウンドを最大限に引き出す音響システムも最高ですね♪
スピーカーの設置位置やサウンドシステム等、大変参考になりました(´∀`)

2015/03/08 (Sun) 23:31 | Miako #CGjgwSCs | URL | 編集
ゲームセンターの環境音

そういうものもあるんですね!デモ音が渾然一体となった喧騒、懐かしいです。

2015/03/15 (Sun) 12:23 | AZUMA #wyPnW/yE | URL | 編集
とても懐かしい空間がありますね。

初めまして。
とても素敵な空間ですね!私も幼少の頃に初めてアーケードでDARIUSをプレイして以来、アーケードの魅力に取りつかれ学生時代はもとより今となってもアーケードゲーム(主にSTG)は私にとって良き思い出、そして人生のような気がします。

少し薄暗くて、灰皿が置いてあり、いろんなゲームの音が素敵なハーモニーを作り出す異空間とも言える場所。それが見事なまでに再現されていて本当に羨ましく思います。

今は偶に秋葉原のHeyで昔を思い出すかのようにSTGをプレイしていたりしますが、この空気感は本当に懐かしくあり、そして安らぎを覚えますよね。

2015/03/19 (Thu) 16:40 | 黒咲鮎花 #- | URL | 編集
No title

>>miakoさん
コメントありがとうございます。
ゲームミュージックのみならず、「ゲーム環境音」というジャンルも成立するのではないかと感じるほど、ゲームセンターの喧騒が好きなのです♪
自宅で出来る事を色々と試行錯誤してきましたが、やはり本物のゲームセンターの喧騒は最高です。
それを聴くためだけでも赴く価値がありますね^^

アウトランのサウンドは本当に何年経っても色褪せない魅力があり、全力で環境を整えてしまいました^^;

2015/04/01 (Wed) 10:50 | SHL #EeJKzw76 | URL | 編集
No title

>>AZUMAさん
コメントありがとうございます
ゲーセンの喧騒は、見方を変えれば多数のゲーム機が織り成すオーケストラにも聴こえてしまうほど、思い入れがあります♪

2015/04/01 (Wed) 10:54 | SHL #yxSGa3WU | URL | 編集
No title

>>黒咲鮎花さん
コメントありがとうございます!

DARIUSは私もリアルタイムで経験し、多大な影響を受けました。当時アーケードの花形はやはりSTGでしたし、私も未だにSTGをメインで遊んでいます。
古くても未だアドレナリン全開で楽しめる名作が多いですし、人生を通じて興じる価値のある存在だと思っています。

レトロゲームを愛する余り、基板を用意し、筐体を用意し、それが置かれていた「空間」まで再現したくなってしまいました。
あの懐かしい薄暗さや喧騒の中で遊ぶと、忘れかけていた当時の感動が鮮明に蘇ります。

一字一句に共感して頂けて、大変嬉しく思います。
これからもお楽しみ頂ける記事が書けるよう、頑張りたいと想います。

2015/04/01 (Wed) 11:12 | SHL #EeJKzw76 | URL | 編集
Majide sound shower !

SHL766さん、今回たまたま動画を見つけ、3つとも拝見させていただきました。

懐かしい空気感を味わえ、たくさんの思い出が蘇りました。

インベーダー筐体があったころから、突如巨大なハングオン筐体が出た衝撃。
免許もないのにバイクにまたがる、大人の世界への一歩。

スペハリとの出会いも強烈でした。
ファンタジー世界で、自分が主人公として縦横無尽に走り、飛び、撃ちまくる。映画では絶対に得られない感動でした。
スペハリが出た当時、ファミコン時代真っ只中の中、グラフィック、サウンドの圧倒的な差に、SEGAの魂を感じたものです。

それ以来、私はSEGA命となり、SEGA MKーⅢ、メガドラ、サターン、ドリキャスと、SEGAハード一直線でした。
どんなに「SEGAなんてダッセーよな!」と罵られようが、
意地でもプレステは買うまい!と、結局ドリキャスが私にとっての最後のハードになってしまいました。

私にとっての最高に惚れたゲームは、なんといってもAFTER BURNERⅡです。
どれだけポリゴン、3Dグラフィックが発展しようが、あのスプライトの煙の中をガンガンに飛ばし、「be careful!」という声を聞きながらのドッグファイトに勝るゲームは、2度と現れないと思っています。

当時、ほんのひとかけらでも家でそれを味わおうと、アウアーアーアーと非難されたMKーⅢ版を、テレビとステレオにつなぎ、スピーカーを座椅子背後両サイドに起いてプレイしたものです。
それが、メガドラ、サターンと移植も進化していき、座椅子プレイも少しは近づきました。

でも、本物にはかなわないですね。

数年前、大阪で偶然にも某温泉にダブルクレイドル筐体が生きているゲームコーナーを発見し、思わずクリアしました。
その温泉もリニューアルし、筐体はなくなってしまいました。

今のゲームセンターには、あのなんとも言えない空気感がなく寂しいですね。
プリクラ、UFOキャッチャーが並んでいるだけのゲームセンター。

本当のゲームセンターがなくなってしまい、残念です。

だからこそ、SHL766さんの空間は、まさに夢の空間ですよね。
SHL766さんの、夢を追い続ける熱い想いにも心を打たれました。

私は今は、毎日通勤時、AFTERBERNERⅡのサターンCDをそのまま車に突っ込んでガンガン流してます。シフトレバーでアフターバーナーごっこをしていますが、やはり操縦桿、ミサイルボタンが欲しいです。

ついつい長文になってしまいました。

これからも素敵な夢を追い続けてくださいね。応援しています。

2015/08/02 (Sun) 06:50 | Katochannnokenkougyuunyuu #- | URL | 編集

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